結論から言うと、JSPO-ATの模擬試験には大きく「学校で実施される模試」「ATNのオンライン模試(新カリ・CBT形式)」「旧カリ向けの紙の筆記模擬試験」の3種類があり、自分が新カリキュラムか旧カリキュラムかで受けるべきものが変わります。この記事では、どんな種類があるか・受け方・いつ受けるか・費用の目安を、日本スポーツ協会(JSPO)の公式データをもとに整理します。「模試を持っている人の使い方」ではなく、これから選ぶ人の比較検討のための概要記事です。
AT模擬試験とは?なぜ受けるのか
AT模擬試験とは、本番のJSPO-AT理論試験を想定した練習用の試験です。本番と同じ出題形式に慣れ、現時点の到達度を点数で把握するために使います。理由は、新カリキュラムの理論試験(CBT)の合格率が高くないからです。2025年度のJSPO公式発表によると、新カリ理論試験の合格率は春は全体18%(受験118名・合格21名)、秋は全体20%(受験180名・合格36名)でした。出題は基礎・応用とも80問120分、五肢択一と五肢択二が混在します。独特の形式に本番で初めて触れると時間配分を崩しやすいため、模試で事前に体験しておく価値があります。
AT模擬試験にはどんな種類がある?
AT模擬試験は、大きく3種類に分けられます。「養成校が在学生向けに実施する模試」「ATNが提供するオンライン模試(新カリ・CBT形式)」「旧カリキュラム受験者向けの紙の筆記模擬試験」です。それぞれ対象者・形式・受け方が異なるため、自分がどの立場かを先に確認することが大切です。下の表で全体像を整理します。
| 種類 | 主な対象 | 形式 | 受け方 |
|---|---|---|---|
| 学校実施の模試 | 養成校の在学生 | 学校により異なる | 学校からの案内に従う |
| ATNオンライン模試 | 新カリキュラム受験者 | オンライン(CBT形式) | ATN販売ページから申込 |
| 旧カリ 紙の筆記模試 | 旧カリキュラム受験者 | 紙(冊子) | ATN販売ページから申込 |
自分はどれを受ける?新カリ・旧カリの分け方
一番大事な分かれ道は、あなたが新カリキュラムか旧カリキュラムかです。両者は試験の順番から違い、新カリは実技確認テスト(全カテゴリー合格)→理論試験の順、旧カリはその逆です。そのため模試も、本番の形式に合わせて選ぶ必要があります。カリキュラムの違いを詳しく確認したい方はAT新カリキュラムと旧カリキュラムの違いもあわせてご覧ください。
- 新カリキュラムの方——CBT形式に対応したATNのオンライン模試がおすすめです(五肢択二・画面操作に慣れられます)。
- 旧カリキュラムの方——紙で解く形式の筆記模擬試験が対応します。
逆の形式の模試を受けても本番の練習効果は薄くなります。必ず自分の世代に合ったものを選んでください。
AT模擬試験の受け方は?
受け方は種類によって異なります。学校実施の模試は、在学する養成校からの案内に沿って受けます。日程や範囲は学校ごとに決まっているため、まず学内の掲示や担当教員に確認しましょう。ATNのオンライン模試は、販売ページから申し込み、オンライン(CBT形式)で解答します。新カリ本番と同じ画面感覚で取り組めるのが特徴です。旧カリの紙模試は、申し込み後に問題を解き、解説で復習する流れになります。いずれも、ただ受けて終わりにせず解き直しまでをセットにすることが得点アップの近道です。
いつ受けるのがいい?
結論として、本番の1〜2か月前に一度、直前期にもう一度が目安です。理由は、早すぎると未学習範囲が多くて実力を測れず、遅すぎると復習の時間が取れないからです。ATコースの受験可能期間は初回受験から4年間なので、計画的に取り組めます。具体的には、学習が一通り進んだ段階で1回目を受けて弱点を洗い出し、直前に2回目で時間配分を仕上げると、本番での取りこぼしを減らせます。模試は「現状把握の道具」と考え、点数より復習の質を重視して受ける時期を決めましょう。
費用はどのくらい?
模試の費用は種類や年度によって異なります。学校実施の模試は学校の運営方針によるため、学内で確認してください。ATNのオンライン模試(新カリ)と旧カリの紙模試の価格は改定されることがあるため、最新の金額は必ず各販売ページ(新カリはオンライン模試ページ、旧カリは筆記模擬試験ページ)でご確認ください。なお混同しやすいですが、これは模試の費用であり、本番の受験料とは別です。本番は科目合格制で、一方の科目だけ合格して次回に残り科目のみ受験する場合、受験料は半額の11,000円になります(基礎・応用それぞれ7割以上で合格)。
模擬試験をどう活用する?
模試は「受ける」だけでなく「使い方」で差がつきます。新カリ特有の五肢択二(2つ選べ)対策や時間配分の鍛え方など、具体的な活用法はAT模擬試験の活用法3つで詳しく解説しています。すでに模試を手にしている方・受ける予定が決まっている方は、こちらもあわせてご覧ください。
解答は『2つ選べ』が多い印象です
——新カリキュラム受験者からの出題内容レポートより
複数の受験者が同様の傾向を報告しています。母数が小さいため合格率としては扱えませんが、五肢択二に慣れておく重要性を示す参考情報です。次のような声もありました。
ラインですぐ開ける問題はサクッとすぐできてよかったです。
——新カリキュラム合格者の声

よくある質問
AT模擬試験は誰でも受けられますか?
学校実施の模試は在学する養成校の案内に従います。ATNのオンライン模試(新カリ)や旧カリの紙模試は、販売ページから申し込めば受けられます。自分が新カリか旧カリかを確認してから選んでください。
新カリと旧カリ、どちらの模試を受ければいい?
新カリキュラムの方はCBT形式に対応したオンライン模試、旧カリキュラムの方は紙の筆記模擬試験が対応します。試験の順番や出題形式が世代で異なるため、必ず自分の世代に合った模試を選びましょう。
模擬試験はいつ受けるのがいいですか?
本番の1〜2か月前に一度、直前期にもう一度が目安です。ATコースの受験可能期間は初回受験から4年間あるので、学習の進み具合に合わせて計画的に受けると、復習の時間を確保しやすくなります。
模擬試験の費用はいくらですか?
学校実施の模試は学校ごとに異なります。ATNのオンライン模試・旧カリの紙模試は価格が改定されることがあるため、最新の金額は各販売ページでご確認ください。なお本番の受験料とは別の費用です。
この記事は一般社団法人ATネットワークが作成しています。JSPO公認アスレティックトレーナーの受験対策事業として、受験対策書籍の発行・オンライン模擬試験の実施・過去問解答予想の公開を行っています。
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受験対策事業部
