この記事は旧カリキュラムの理論試験を受ける方向けです。
新カリキュラムの方は新カリキュラム勉強方法のページをご覧ください。試験時期も出題科目も異なります。
AT受験生のみなさん、受験勉強は順調ですか?
理論試験はCBT方式です。検定日は10月上旬〜11月上旬。この期間の中から、ご自身で日程を選んで予約します。
つまり同じ「9月末」でも、受験日が10月上旬の方と11月上旬の方では残り時間が1ヶ月違います。
この記事は9月末を基準に書いていますが、ご自身の受験日から逆算して読み替えてください。
今月が「まだ大丈夫」と思える最後の月です
旧カリキュラムの理論試験は年1回。同じ試験期間内での再受験はできません。
一度不合格になれば、次のチャンスは1年後です。
受験料は22,000円(基礎11,000円・応用11,000円)。
科目合格制なので、片方だけ合格していれば次回は11,000円で受験できます。それでも、待つ時間は1年です。
そして旧カリキュラムの理論試験は、2029年度で終了します。受験できる回数には限りがあります。
9月にやり切れるかどうかで、この1年が変わります。
9月末時点の到達目標
全体得点率 70%

模擬試験などでの得点率です。
なぜ70%なのか。
JSPOが公表している合格基準は「基礎・応用いずれも7割以上の正答」です。
片方でも7割に届かなければ、その科目は不合格になります。
つまり模試で70%は「合格ライン」ちょうど。安全圏ではありません。
本番では緊張します。見たことのない新作問題も出ます。時間配分でも焦ります。
そのうえで7割を超えるには、本番で70%後半を狙える状態が必要です。
だから9月末で70%が最低ラインになります。
ここに届いていないなら、10月の勉強内容を変えなければ間に合いません。
学校で模擬試験を受ける機会がない方は、本番と同じCBT形式で今の位置を測れます。
→ AT筆記模擬試験(累計1,500名以上の受験データをもとにした合格判定つき)
過去問得点率 90%

本番では、過去問に類似した問題が半分程度出ます。
ここを取りこぼさないだけで、本番中の安心感と安定感がまるで違います。
これは私たちの経験則ではありません。
ATネットワークには、旧カリキュラムの理論試験に合格した方から204名分の報告が届いています。
そのうち「受験の際に役に立ったもの」を書いてくださった59名の回答で、いちばん多かったのが「過去問・予想解答」(20名)でした。
解答が公表されていないため、予想解答はとても役に立ちました!
——合格者の声
受かった方が、いちばん多く挙げているのが過去問です。
ただし、得点率90%そのものには意味がありません。
「この選択肢は×」「これは確か○だった」——答えを覚えているだけの状態では、選択肢を少し変えられた瞬間に解けなくなります。
不合格になる方に、この勉強法がとても多いです。
目指すのは、どの選択肢が、なぜ間違いで、正しくは何なのかを説明できる状態です。
ここから先は、過去問の仕上がり具合で勉強の中身が変わります。
【過去問で90%に届いていない方】
本番ギリギリまで過去問を仕上げる。 これを徹底してください。
教科書を読み込まないと不安になる気持ちは、よく分かります。
ただ、受験生のほとんどは過去問を仕上げた状態で本番に臨みます。ここで差がつくと、新作問題で巻き返すのはかなり厳しくなります。
次の2つが揃うまで、ひたすら過去問演習です。
- 過去問で90%以上取れる
- どの選択肢がどう間違っていて、どう直せば正しいか説明できる
「説明できる状態」までは時間がかかります。できていない方は今日から始めてください。
【過去問で90%以上取れる方】
過去問を復習しながら、教科書の読み込みに入ります。ポイントは3つです。
1. 反復する
試験までに、全教科書を3周読みたいところです。
おすすめは『外傷』→『外傷』→『解剖』→『解剖』のように、同じ科目を2周続けて読む方法です。
全科目を読んでから2周目に入ると、その頃には最初の科目を忘れてしまいがちです。
1冊を通して読んでも頭に入らないなら、前半を読んでもう一度前半。次に後半を読んでもう一度後半。
読んだ内容を忘れないうちに繰り返す、これだけです。
2. 「出そうな箇所」を探しながら読む
意識してほしいことが2つあります。
① 過去問に出ている単元の、まだ出ていない箇所
たとえば腰椎椎間板ヘルニアなら、徒手検査法や責任神経根はよく出ています。
一方で、画像診断やヘルニアの基本4型は出ていませんよね。
過去問をやり込んだ方なら、「出たか・出ていないか」は分かるはずです。
過去問に出た単元だけれど、まだ出ていない。選択肢になりそうだ。——そこを重点的に見ます。
過去問に出た箇所を教科書にマーカーで引いておくと、出ていない箇所が一目で分かります。時間に余裕があれば、復習がてら引いてみてください。
② すべての図と表に目を通す
近年、図の問題が増えています。そしてそれらは、ほとんどが教本とまったく同じ図表から出ています。
落とすと差がつくので、必ず全部に目を通してください。細かい文字までです。
3. 自分で問題を作る
教科書を見ながら、過去問に出ていないところから問題を作ってみましょう。
できれば友達と作り合うのがおすすめです。
相手が分からなそうな問題を考えるので、自然と細かいところまで読み込みます。間違えると悔しいので、意外と記憶に残ります。
休み時間の気晴らしにどうぞ。
教科書を読み込む時間も、問題を作る時間も取れない——という方は、新作問題対策の時間を短縮する方法もあります。
→ AT予想問題集
合格された方は、こう書いています
2月から本気で受験勉強を始めて、毎日7時間以上は勉強して、11月の初めに理論試験を受けて、正直試験は余裕でした。
理論試験のポイントとしては、早めに受験勉強を始めておくこと、そして勉強を毎日する癖を早めにつけておく、理解して問題を解くことがとても大事だと感じました。
——合格者の声
「理解して問題を解く」。
ここまでお伝えしてきたことと、まったく同じです。
答えを覚える勉強から、説明できる勉強へ。
合格した方が振り返って挙げるのは、いつもここです。
旧カリキュラム受験生だけが持っている「武器」
見落とされがちな話をひとつ。
過去問の公開は、令和6年をもって最後になりました。 これ以上増えることはありません。
そして新カリキュラムでは、問題も解答も公開されていません。
つまり「13年分の過去問が手元にある」というのは、旧カリキュラム受験生だけが持っている武器です。
新カリキュラムの受験生は、何が出たのか分からないまま試験に臨みます。
あなたには、13年分の出題傾向が見えている。
この武器を使い切らないまま不合格になるのが、いちばんもったいない結果です。
最後に
受験生の学力は、本番直前のギリギリまで伸び続けます。
いただいた204名の合格報告の中には、2回目・3回目、中には5回目の挑戦で合格された方もいます。
1度不合格で悔しい思いをしましたが、諦めずに挑戦して良かったです。
——合格者の声
一度で受かる方ばかりではありません。
ただ、落ちれば次は1年後です。その1年をもう一度やり切るのは、想像以上に大変です。
9月末で70%に届いていなくても、まだ終わりではありません。
ただし、やり方を変えないまま10月を過ごせば、結果も変わりません。
この記事を読んで、ひとつでも「明日からこれを変えよう」と思えたなら、それだけで9月の使い方が変わります。
最後まであきらめず、受験勉強がんばりましょう。
一般社団法人ATネットワーク
受験対策事業部
JSPO-AT受験対策教材シリーズ 累計12,000部以上
2024年度は専門学校22校・大学25校・競技団体46団体でご利用いただきました
合格報告をくださった方 204名



