結論から言うと、新カリキュラムと旧カリキュラムは「試験を受ける順番」「受験できる期限」「合格率」の3点が大きく違います。この記事では日本スポーツ協会(JSPO)の2025年度公式データをもとに両者を比較し、あなたがどちらのカリキュラムに該当するのか、そして新カリ対策教材(9科目)と旧カリ対策のどちらを選ぶべきかを判断できるように整理します。

新カリと旧カリの違いは?まず結論を表で比較

細かい説明の前に、全体像を先に押さえましょう。新カリと旧カリでは、そもそも試験の進み方が逆になっています。新カリは「実技確認テスト→理論試験」、旧カリは「理論試験→実技試験」の順です。合格率も大きく異なり、後述するように新カリのほうが明確に難化しています。

比較項目新カリキュラム旧カリキュラム
試験の順番実技確認テスト(全カテゴリー合格)→理論試験理論試験→実技試験
2025年度 理論合格率約18〜20%全体67%
受験可能期間ATコース初回受験から4年間理論は2029年度/実技は2030年度で終了
対策教材新カリ商品(9科目)旧カリ商品

この表のとおり、「順番」「合格率」「期限」の3点が両者を分ける決定的な違いです。以下でそれぞれを詳しく見ていきます。

違い①:試験構成の順番が逆になった

最も分かりやすい違いは、試験を受ける順番です。旧カリキュラムでは「理論試験に合格してから実技試験へ進む」流れでした。一方の新カリキュラムでは、先に実技確認テストで全カテゴリーに合格し、そのうえで理論試験(CBT)を受ける順番に変わっています。理論試験がゴールに近い位置へ移動したのが新カリの特徴です。

新カリの理論試験は基礎・応用の2区分で、それぞれ80問・120分。出題は五肢択一と五肢択二が混在します。科目合格制が採用されており、基礎・応用それぞれ7割以上で合格。片方だけ合格した場合、次回は残った科目のみを受験でき、受験料は半額の11,000円になります。理論試験で問われる中身については理論試験は結局、何が出るのかもあわせて確認しておくと、対策の全体像がつかめます。

違い②:合格率はどのくらい違う?(新カリ約18〜20% vs 旧カリ67%)

次に多くの受験者が気にする合格率です。2025年度のJSPO公式データによると、新カリと旧カリの理論合格率には非常に大きな差があります。新カリは全体で約18〜20%、旧カリは全体67%——数字だけ見ても、新カリが明確に難化していることが分かります。

試験基礎応用全体
新カリ 2025年春(受験107/100/118名)18%(合格19名)26%(合格26名)18%(合格21名)
新カリ 2025年秋(受験169/159/180名)21%(合格35名)33%(合格53名)20%(合格36名)
旧カリ 2025年度(受験1,375名)72%72%67%

受験者数を見ると、旧カリは1,375名と依然として母数が大きい一方、新カリは春・秋あわせても100名台の規模です。同じ「JSPO-AT理論試験」でも、カリキュラムが違えば合格率は3倍以上の開きがあるということです。合格率の背景をより詳しく知りたい方はアスレティックトレーナー試験の難易度は?2025年度合格率18%で読み解くもご覧ください。

違い③:旧カリはいつまで受験できる?

3つ目の違いは受験可能期間です。旧カリキュラムには終了時期が定められており、理論試験は2029年度、実技試験は2030年度で終了します。つまり旧カリ該当者は、この期限までに合格を目指す必要があります。一方の新カリキュラムでは、ATコースの初回受験から4年間が受験可能期間です。

  • 旧カリ該当者——理論は2029年度・実技は2030年度で受験機会が終了。残り期間を逆算して計画する
  • 新カリ該当者——初回受験から4年間。科目合格制を活かし、確実に1科目ずつ積み上げる

自分がどちらに該当するかで、対策のゴールもスケジュールも変わります。まずは自分のカリキュラム区分を確認することが、教材選びの出発点です。

自分はどっち?カリキュラムの見極め方と教材選び

結論として、「試験の順番・受験期限・合格率」の3点で、自分がどちらのカリキュラムかを見極めてから教材を選ぶのが正解です。理由は、新カリと旧カリでは出題傾向も対策の重点も異なるため、間違った教材で準備すると努力が空回りしてしまうからです。

具体的には、新カリ該当者は9科目に対応した新カリ商品を、旧カリ該当者は旧カリ商品を選びます。新カリの理論試験では五肢択二の出題が目立つため、選び方の詳細はJSPO-AT 五肢択二の解き方|新カリCBT理論試験で差がつくコツも参考にしてください。実際に、五肢択二の傾向は合格者からも次のように報告されています。

解答は『2つ選べ』が多い印象です

——新カリキュラム受験者の出題内容レポートより

また、暗記ではなく理解を重視した対策が有効だったという声もあります。

しっかり知識をインして、暗記ではなく理解することの出来る説明文や解説は役立ちました。

——新カリキュラム合格者の声

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よくある質問

新カリと旧カリで試験の順番はどう違いますか?

新カリキュラムは「実技確認テスト(全カテゴリー合格)→理論試験(CBT)」の順、旧カリキュラムは「理論試験→実技試験」の順です。順番が逆になっている点が大きな違いです。

旧カリキュラムはいつまで受験できますか?

日本スポーツ協会の案内によると、旧カリキュラムの理論試験は2029年度、実技試験は2030年度で終了します。旧カリ該当者はこの期限までに合格を目指す必要があります。

片方の区分だけ合格した場合、次回はどうなりますか?

新カリの理論試験は科目合格制で、基礎・応用それぞれ7割以上で合格です。片方だけ合格した場合、次回は残りの科目のみを受験でき、受験料は半額の11,000円になります。

新カリと旧カリで合格率はどのくらい違いますか?

2025年度のJSPO公式データでは、新カリの理論合格率は全体で約18〜20%(2025年春18%・秋20%)、旧カリは全体67%でした。新カリのほうが明確に難化しています。

この記事は一般社団法人ATネットワークが作成しています。JSPO公認アスレティックトレーナーの受験対策事業として、受験対策書籍の発行・オンライン模擬試験の実施・過去問解答予想の公開を行っています。

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