「今年こそ、しっかり計画的に勉強を進めたい」——そう思っている方も多いはずです。ただ、実際に1年間の計画を立てようとすると、「何から手をつければいいのか分からない」と手が止まってしまう方も少なくありません。
今日は、実際に合格した先輩たちがどんなペースで勉強を進めていたのかを見ながら、1年間の逆算スケジュールの立て方をお伝えします。
まずは1年間の地図を持つこと
旧カリキュラムの理論試験は年1回、10月上旬〜11月上旬に実施されます。つまり、今この瞬間から試験本番までの日数は、ある程度はっきりと数えられます。
この「残り日数」を意識せずに勉強を始めると、序盤にペースを上げすぎて息切れしたり、逆に「まだ時間がある」と後回しにして直前に慌てたりします。地図を持たずに歩き出すと、遠回りをしてしまうのは勉強も同じです。
実際に合格した先輩の勉強ペース
合格報告アンケートに寄せられた、具体的な勉強のペース配分です。

2月から本気で受験勉強初めて毎日7時間以上は勉強して11月の初めに理論試験を受けて、正直試験は余裕でした。理論試験のポイントとしては、早めに受験勉強を始めておくこと、そして勉強を毎日する癖を早めにつけておく、理解して問題を解くことがとても大事だと感じました。
——旧カリキュラム合格者の声
この方は2月に本格始動し、10月の試験に「余裕」があったと振り返っています。ポイントは、勉強時間の長さそのものより「早めに始める」「毎日の癖をつける」という2点です。もう一人、コツコツ型で積み上げた方の声もあります。
令和の過去問を全部暗記する勢いで1年間ひたすら解いて、分からないところは教科書や資料で深掘りして勉強しました。
——旧カリキュラム合格者の声
「1年間ひたすら」という言葉のとおり、特別な追い込みではなく、長い期間をかけてコツコツ積み上げるやり方です。共通しているのは、どちらも「早い時期からの継続」であって、直前の一夜漬けではないという点です。
1年間の進め方の目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2〜4月 | 教科書の通読、基礎知識のインプット。毎日の学習習慣を作る |
| 5〜7月 | 過去問演習を開始。解けない分野を洗い出す |
| 8〜9月 | 過去問の反復。苦手分野の教科書に戻って深掘り |
| 10月 | 総仕上げ。新作問題への対応力も意識する |
この配分はあくまで目安です。仕事や学業と両立する中で、この通りに進められない月があっても構いません。大切なのは「今、自分がどの段階にいるか」を把握しておくことです。
計画倒れを防ぐ、小さな工夫
1年間の計画を立てても、途中で崩れてしまうことはよくあります。崩れたときに大切なのは、計画を丸ごと諦めることではなく、「今日から立て直す」ことです。1週間サボってしまっても、そこから再開すれば、10月の試験までにはまだ十分な時間が残っています。
また、隙間時間を使った学習も効果的です。
ATクイズ。隙間時間も有効に活用できるので助かりました。
——旧カリキュラム合格者の声
まとまった勉強時間が取れない日でも、通勤時間や休憩時間にLINE公式アカウントのクイズ機能を使えば、学習を途切れさせずに済みます。
今の時期に取り組みたい教材
基礎固めの時期には、要点が絞られたAT Handbookが役立ちます。過去問演習に進む段階では、AT予想問題集が中心になります。
→ AT Handbook(旧カリキュラム対応版)(¥6,600〜)
→ AT受験勉強方法のページでは、より詳しい進め方を確認できます。
大切なのは、今日から始めること
完璧な計画を立てようとして、なかなか動き出せない方もいます。しかし計画は、走りながら修正していけば十分です。まずは今日、教科書を1ページ開くところから、1年間のスケジュールを動かし始めてください。
一人で立てた計画は、見直す機会も自分で作る
独学で計画を立てる場合、その計画が本当に妥当なのか、客観的に確認してくれる相手がいません。月末に一度、「今月の計画通りに進んだか」「進まなかった原因は何か」を振り返る時間を、あらかじめスケジュールに組み込んでおくことをおすすめします。
振り返りは、うまくいかなかった自分を責めるためのものではありません。「思ったより時間が取れなかったから、来月は目標を下げよう」「意外と順調だったから、この分野をもう少し前倒しにしよう」というように、計画を現実に合わせて修正するための時間です。この月次の振り返りを続けられるかどうかが、1年間の計画倒れを防ぐ最大の鍵になります。
一般社団法人ATネットワーク
受験対策事業部
